気になったニュース(AIでコンピュータウィルスを作成)

この記事はカテゴリーをITに分類しようか迷ったのですが、ITに関係なく今後気になったニュースを取り上げることもあるかと思ったため新たにニュースというカテゴリーを作成し分類しました。

タイトルにある通りの内容なのですが、細かい部分を付け加えるとIT関係の職歴の無い人が楽に金銭を得る為に身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」を作成して逮捕された、という事件だったようです。

以前、私の記事で取り上げた Chat GPT はやはりそうした犯罪に関することを答えないようになっているそうなのですが、他の対話型生成AIでは聞き方によっては答えを提供してしまうものも有るのだとか。

例えば、作ろうとしたコンピュータウィルスの機能を細切れにしてそれぞれについて回答を求めるとかでしょうかね?

もちろんそんな簡単なことではないとは思いますが、素人でも色々考えたりして何とか出来なくも無さそうなところがとても恐ろしいと思えます。

ちなみに、このAIを使うことで何とか出来そうという万能感は実際は幻のようなものなのでそこまで当てにはなりません。

AIが毎回必ず質問に対する正確な回答を出すわけではないですし、どんなに優れた道具(AI)でも結局のところ使うのは本人なので、本人の能力や思考の枠を超えるものではないからです。

銃社会の外国の様に皆がそれを使えるため、使う側によってしか差は生まれません。

今回逮捕された容疑者も楽に稼ごうとしてこうした行動を取ったそうですが、楽に稼ぐ⇒非合法な事という固定観念的な考えの流れがあるように思えます。

しかもコンピュータウィルスを作ったところで、それをどの様に使用するかといった先のところまでは十分に考えられていなかったのかもしれません。

いきなりどこかの企業なりに送り付けても当然効果は期待出来ないでしょうし、働いている会社のパソコンに感染させたりというのは一発で犯人が特定されてしまいますからね。

何はともあれ、この作成されたコンピュータウィルスによる被害が出なかった事、早々に容疑者が逮捕されたことは良かったと思います。

ニュースに取り上げられることで変な形で注目を浴びて、真似をする人が出てくるという側面もありそうではありますが、結局は道具は使う人次第という事に尽きると思いました。