対話型生成AIの活用について その2

以前の記事の続きになりますが、対話型生成AI(Chat GPT)を使って色々とやってみた検証をこれまた忘れない内にという事で残しておきます。

以下はやり取りを含んだり含まなかったりします。(ちなみに使った対話型生成AIは、Chat GPT 3.5 です)

何かを予測させるのは出来るのではないかという以前の結論でしたが、では新しく創造するのはどの程度できるのかというのが次に気になってくるところです。

という事で三つ目、「面白い話を作って?」や、「ショートコントを考えて」という指示についてですが、これは話を作ることはしてくれたのですが面白さ等はイマイチでした。

人間的な感性が無いため上手くオチを付けることや、面白い流れを考える事が出来ないのだと思われます。

私「短い面白い話を考えて」

Chat GPT 3.5「ある男がジョークを言い終わり、「冷蔵庫が開くことを待っている」と述べました。友人たちは首を傾げ、不思議そうに見ました。すると、彼は素早く冷蔵庫の方に向かい、本当にドアを開けました。彼が言った通り、冷蔵庫は本当に開いていたのです。」

はっきり言って面白さが全くわからなかったため、ジョークの解説をさせるという人間相手だと羞恥攻めのような質問を続けてみました。

私「この話の面白い部分を教えて」

Chat GPT 3.5「この話の面白い部分は、最初のジョークが実際の行動に続くという予想外の展開です。一般的には、ジョークが話の終わりであり、それに続く行動は予想外であるため、聞き手が驚きます。話の結末がジョークの延長線上にあることで、驚きと笑いが生まれます。それに加えて、冷蔵庫が本当に開いていたことで、話がより面白くなります。」

これにも律義に回答してくれましたが、やはり意味不明です。

どうやら、ある特定のパターンや予想外なことが面白さを生むという理解(認識?)で学習されているようではありますが…

四つ目、三つ目の創造的なことに近く指示も複雑になりますが、「〇〇するコードを考えて」等、簡単なプログラミングをしてもらう事は出来ました、むしろ比較的得意そうです。

私「立方体が画面の中心で回転し続けるhtmlのコードを書いて下さい」

Chat GPT 3.5「以下は、HTMLとCSSを使用して立方体を画面の中心で回転させる基本的なコードです。…以下略」

あっという間にコードが出来ました。もちろん意図しない動作をすることもあるので、確認は必須でしょうし簡単なものに限られるとは思いますが、これはコンピュータウィルスも作れてしまいそうと考える人が出てくるわけです。

このやり取りで実際にChat GPT 3.5 が書いたコードをhtmlにしたものをリンク先に置いておきます。リンク

こうして見ていくと、段々現状では対話型生成AIは何が得意で何が不得意なのかが見えてきますね。