対話型生成AIの活用について その1

このブログを始めるに至った経緯を書いた投稿で対話型生成AIについてほんのわずかに書きました。

その際の具体的なやり取りや、その際に感じた事について忘れないうちに残しておこうと思っていたので、早めに記事にしておくことにしました。

以下はやり取りを含んだり含まなかったりします。(ちなみに使った対話型生成AIは、Chat GPT 3.5 です)

まず一つ目、「~ってどういうこと?」や、「~とは何か?」という分からない事の質問は有効ですが、正直なところGoogle検索等で事足ります。(むしろ検索の方が正確な場合も多々あります)

それは、賢いがゆえに知らないことをあたかも事実であるかのように適当にそれっぽく答えて来ることが有るからです。

私「あまり強い言葉を遣うなよ。弱く見えるぞ と言ったのは?」

Chat GPT 3.5「その言葉は、日本の政治家である中曽根康弘(Nakasone Yasuhiro)が言ったものとされています。1982年、中曽根は当時の自民党総裁選挙で競争相手であった鈴木善幸に対してこの発言を行いました。」

このやり取りには思わず笑ってしまいました。

当然、これは有名な漫画の或るキャラクターのセリフです、と答えるのを想定した質問で上記の政治家の発言では無いはずです、たぶん。

またアダルトやグロテスク、犯罪、その他公序良俗に反するような内容には答えないようです。

二つ目、物事を予想させるのには使えそうですが、正確な予想は難しいため出来ませんと逃げられることも多めでした。

私「2024年値上がりする株を教えて」

Chat GPT 3.5「株価の動向は予測が難しく、投資にはリスクが伴います。したがって、将来の株価の値上がりを正確に予測することはできません。…以下略(株価の動向を予想する際のポイント等をアドバイスされました)」

まあこれも仕方がないですよね、この通りに株を買ったのに下がったと言ってくるクレーマーが発生しても困りますし。

予想に関して答えてくれる例

私「日本の年金制度はいずれ立ち行かなくなると思いますか?」

Chat GPT 3.5「日本の年金制度には、将来的な持続可能性に関する懸念があります。主な理由としては、高齢化社会の進行、少子化、労働人口の減少などが挙げられます。

高齢化社会においては、年金支給を受ける高齢者の割合が増加し、同時に労働人口が減少するため、年金制度の財政負担が増大します。さらに、少子化が進行することで、将来的な年金受給者の数が増える一方で、年金を支える労働者の数が減少するという構造的な問題もあります。

…中略…

ただし、日本の政府や専門家は年金制度の持続可能性について常に検討を行い、必要な対策を講じています。そのため、完全に立ち行かなくなるとは考えにくいものの、今後も懸念される課題であり、継続的な対策が求められるでしょう。」

使う人の方である程度考える必要がある部分も多そうですが、なかなか面白いですよね。